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弊社代表取締役の和田智行が第17回グロービスアルムナイ・アワード「ソーシャル部門」受賞

株式会社小高ワーカーズベース代表取締役の和田智行が、第17回グロービスアルムナイ・アワード「ソーシャル部門」を受賞致しました。

グロービス経営大学院(東京都千代田区、学長:堀義人)は、第17回「グロービス アルムナイ・アワード」の2021年度受賞者を決定し、7月3日(土)、「あすかオンライン」にて授賞式を執り行いました。創造部門、変革部門、新たに創設されたソーシャル部門の3部門で合計5名に授与しました。

グロービス経営大学院は開学以来、「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を教育理念に掲げ、ビジネスの創造や社会の変革に挑戦する高い志を持ったリーダー輩出のために尽力してきました。受賞5名はいずれも、社会や所属する組織に対して課題意識を持ち、それぞれに事業の創造、組織の変革、社会課題の解決に取り組み続ける中で、成果を上げてきました。選考は、多方面で活躍する候補者の中から厳正に行われ、グロービス経営大学院の教育理念と輩出したい人材像を体現する5名が、高い評価を得て受賞の運びとなりました。

グロービス経営大学院のニュースリリースより引用:
https://mba.globis.ac.jp/topics/detail-20954.html
【グロービスアルムナイ・アワード「ソーシャル部門」授賞理由】
和田智行氏は、東日本大震災に伴う原発事故により、避難生活を余儀なくされる中で、2014年に小高ワーカーズベースを起業。「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」をミッションとして、小高区の復興支援に関わる数多くの活動に尽力されました。コワーキングスペース「小高ワーカーズベース」の開設を皮切りに、避難先の地元主婦を店員にした、食堂「おだかのひるごはん」をオープン。翌年、仮設商業施設「東町エンガワ商店」をオープンさせ、日用品や食料品の販売開始に尽力されました。ガラスアクセサリー工房や、ローカルベンチャー事業を誘致することで、雇用を創出するなど、住民帰還の呼び水となる事業の創出に取り組まれました。2019年には、新たにゲストハウス併設型コワーキングスペース「小高パイオニアヴィレッジ」を開設。これまでの活動と、社会課題に献身的に取り組み続けるリーダーとしての姿勢を称え、アワードを授与します。

【和田智行からご挨拶】
2011年3月11日。東日本大震災とそれに伴う福島第一原発の事故により、自宅が避難指示区域となってしまった私は、家族とともに6年間もの避難生活を余儀なくされました。自宅があるとはいえ、避難指示区域となり、生活も経済も失った町で暮らすことは合理的ではない。普通に考えればそうかもしれません。しかし、人口がゼロになったのであれば、逆に、震災前よりも持続的で暮らしやすい町を、ゼロから創造できるのではないか。そのための課題が仮に100あるとするならば、それらを解決する事業も100つくればいいだけのことではないか。そう考え、当時、まだ居住が認められない小高区で創業しました。
「避難指示区域で事業を起こす」。それは、とても困難なことに感じると思います。でも、そんなことはありません。なぜなら、困難な状況にこそイノベーションの源泉が埋まっているからです。
一般常識や過去の延長線上にある価値観に囚われず、ひたすら自分の志を追求し、グロービスの学びを元に行動し続けることで、私は、イノベーションの源泉を見つけることができました。その源泉を元に事業を展開することで、無人の町の、様々な課題を解決することができました。事業規模も成果もまだまだですが、これからも『地域の100の課題から100のビジネスを創出する』というミッションを遂行し、生涯をかけて、自律した地域社会を実現いたします。
同様の地域課題に取り組む方々は全国にたくさんいらっしゃると思います。人口ゼロの町で実現できたことは、他の地域でも必ず実現できます。この受賞が、小さな町で奮闘する全国のみなさまに、少しでも勇気と希望を与えることができましたら幸いです。

【グロービス アルムナイ・アワードとは】
「グロービス アルムナイ・アワード」はグロービス経営大学院と前身であるグロービスのオリジナルMBAプログラムGDBAの卒業生の中から受賞者を選出しています。受賞部門は、ベンチャーの起業や新規事業の立ち上げなどの「創造部門」、既存組織の再生といった「変革部門」に加えて、社会課題の解決を実現した「ソーシャル部門」を今年新たに創設しました。選出にあたっては、社会の創造や変革に寄与し、社会価値の向上に資するものであるか、またそのリーダーが高い人間的魅力を備えているかといった点を重視しています。

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