事業内容
【メディア掲載】PR TIMESに掲載されました
事業内容
私たちには、理念があります。
どんな環境でも、自らの創造力とオーナーシップによって理想の暮らしを実現したい。 想いを共有するお客様、応援してくださる方々、地域、パブリックセクター、スタッフとともに地方で暮らし続ける不安を打破し、希望を生み出していくことが私たちの存在意義です。
現代社会は常に非連続的な変化が起きており、今現在の延長線上に未来を見通すことは困難な時代です。どんなに大きな企業を誘致しても、その企業が地域を永遠に支え続けることはあり得ません。1,000人を雇用する特定の企業に依存した硬直的な地域ではなく、10人を雇用する100の事業が常にわちゃわちゃしているようなダイナミズム溢れる地域を。そんな風土を地域に醸成することで、どんな変化にも柔軟に対応できる、精神的、経済的に自立した地域社会を実現します。
ビジョン実現のために、直接的、間接的に100の事業を創出します。 課題はすべてビジネスのタネです。起爆剤的な企業誘致ではなく、地に足のついた事業創出を通じて地域課題が解決され、それが当然になっている地域社会を実現します。私たちはそのきっかけとして、まずは旧原発事故避難指示区域に100の事業を創出します。
OWBには、理念を体現するために、全社員で言葉を紡いで決めた行動指針があります。
OWB株式会社は、原発事故により避難指示区域となった福島県南相馬市小高区で、2014年5月に「小高ワーカーズベース」として創業、11月に法人化しました。
当時、まだ居住が認められていない地域での新規創業は前例がなく、普通であれば起こりえない困難もたくさんありましたが、それでも地域内外の多くの方の多大なるご支援のもと、少しずつ事業を積み上げていくことができました。
創業当初、避難指示解除時期も見通せない町で、10年後の未来を想像することは難しいものでした。それでも「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」というミッションと、それにより成し遂げる「自立した地域社会を実現する」というビジョンは明確で、1ミリも揺らぎませんでした。そこに至るまでのプロセスは試行錯誤の連続で、常に右往左往でしたが、それでも10年間走り続けることができました。それもすべてこれまで関わってくださった皆様のおかげです。心から感謝申し上げます。
しかしこの10年で、日本を含む社会情勢は大きく変わりました。社会が不安定になれば、人は自分のことだけしか考えられなくなります。自分と自分の地域だけがよくなればよい。その考え方は、ほかの地域に負担や課題を押し付け、奪いあう構造を生み出します。
私たちが暮らしたいのはそんな社会ではありません。この10年間の成果と想いを無にしないためにも、次の10年では、この地域でいただいたご恩を社会に還元してまいります。
社名も地名を冠した株式会社小高ワーカーズベースから、OWB株式会社へと変わりました。 『Odaka Workers Base』の意思を継承しながらも『Our Will Becomes 「 」』、つまり『私たちの意思が「 」を実現する』という意味を込めて理想を実現していく集団になります。ブランク「 」には、法人も個人も、大きなことから小さなことまで、実現したいことを入れていきます。そのひとりひとりの意思と行動の集合体が、地方での暮らしに誇りと希望を生み出し、持続可能で自立した地域社会を実現すると信じています。
私たちは小高に軸足を置きながらも、その意思とノウハウを社会に広げてまいります。
これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
OWB株式会社
代表取締役 和田智行
※『ICC KYOTO 2022 ソーシャルグッド・カタパルト』の優勝プレゼンテーション動画